東京大学大学院薬学系研究科
機能病態学教室

Neuropathology and Neuroscience

2023年度

2024.3.21-22

東京大学大学院学位記授与式、東京大学薬学部卒業式が行われました。当教室からは博士課程5名、修士課程7名、学部学生6名が卒業しました。おめでとうございます!

2024.1.17

加藤由真大学院生、赤堀愛果大学院生、惠谷隼学部生、朱詠寧大学院生、高鳥翔助教による論文"Protocol for gene knockdown using siRNA in primary cultured neonatal murine microglia"がアクセプトされました。

2023.12.4

戦略的パートナーシップ大学プロジェクトのサポートにより、Dr. Sangram S. Sisodiaのセミナーが開催されました。詳細はこちらです。

2023.11.1

中村麗人元大学院生、富澤郁美大学院生、堀由起子准教授による論文"Photo-oxygenation of histidine residue inhibits α-synuclein aggregation"がアクセプトされました。なお本研究は有機合成化学教室、東京大学医学部附属病院脳神経内科との共同研究成果です。詳細はこちらを御覧ください。

2023.10.17-18

ラボ旅行に行きました!ラフティング、水族館、ほうとう作りを楽しみました!幹事の皆さん、大変お疲れ様でした!

2023.9.30

第1回異分野融合若手研究者の会において、当教室博士課程の熊詩若さんが最優秀賞を受賞しました。

2023.9.27

堀由起子准教授による論文"Rose Bengal Promoted Catalytic Amyloid-β Oxygenation via Sono-Activation"がアクセプトされました。なお本研究は有機合成化学教室との共同研究成果です。

2023.9.8

富田泰輔教授が監修した「文系のための東大の先生が教える よくわかる認知症(ニュートンプレス)」が発売されました。詳細はこちらです。

2023.9.8

AMED革新脳プロジェクトのサポートにより、Dr. Li Gan(Weill Cornell Medicine)のセミナーが開催されました。詳細はこちらです。

2023.9.1

ヨーテボリ大学から、Amanda Ockellさんが研究生として参加しました。

2023.8.13

論文"A metalloproteinase cocktail from the venom of Protobothrops flavoviridis cleaves amyloid beta peptides at α-cleavage site"がアクセプトされました。なお本研究は東北大学農学部酵素化学教室との共同研究成果です。

2023.7.30

樽谷愛理元助教による論文"Distinct tau folds initiate templated seeding and alter the post-translational modification profile"がアクセプトされました。なお本研究は東京都医学研との共同研究成果です。

2023.7.28

戦略的パートナーシップ大学プロジェクトのサポートにより、鈴木邦道博士(MRC Laboratory of Molecular Biology)のセミナーが開催されました。詳細はこちらです。

2023.7.7

鈴木崇允元大学院生、堀由起子准教授による論文"Quantitative assays for catalytic photo-oxygenation of Alzheimer disease-related tau proteins"がアクセプトされました。なお本研究は有機合成化学教室との共同研究成果です。

2023.6.19

木村妙子特任助教、佐藤玄謙大学院生、鹿野真吏亜大学院生、巽理紗大学院生による総説"Novel aspects of the phosphorylation and structure of pathological tau: implications for tauopathy biomarkers"がアクセプトされました。

2023.6.6

樽谷愛理元助教による論文"Cryo-EM structures of tau filaments from SH-SY5Y cells seeded with brain extracts from cases of Alzheimer's disease and corticobasal degeneration"がオンライン掲載されました。なお本研究は東京都医学研およびMRC LMBとの共同研究成果です。

2023.6.17

第22回東京生命科学シンポジウムBIO UTにおいて、当教室修士課程の宋家禎さんが優秀ポスター賞を受賞しました。

2023.5.27

今年の薬学部運動会、竹内芳樹・長瀬竜也ペアが卓球優勝!伊藤恭平・佐藤玄謙ペアがバドミントン準優勝!サッカー第三位!の大活躍でした!

2023.4.17

中村麗人元大学院生、富澤郁美大学院生、堀由起子准教授による論文"Attenuation of α-synuclein aggregation by catalytic photo-oxygenation"がアクセプトされました。なお本研究は有機合成化学教室との共同研究成果です。詳細はこちらを御覧ください。

2023.4.7

井口明優大学院生、木村新伍元大学院生、宗藤大樹大学院生、王ト大学院生、惠谷隼学部生、佐藤玄謙大学院生、高鳥翔助教による論文"INPP5D modulates TREM2 loss-of-function phenotypes in a β-amyloidosis mouse model"がオンライン掲載されました。

2023.4.6

伊藤恭平大学院生、荒木美保元大学院生、伊藤弦太元特任講師による論文"Pathogenic LRRK2 compromises the subcellular distribution of lysosomes in a Rab12-RILPL1 dependent manner"がアクセプトされました。なお本研究は株式会社HACARUSとの共同研究成果です。詳細はこちらを御覧ください。

2023.4.3

佐藤玄謙大学院生、堀由起子准教授による論文"Soluble form of the APP fragment, sAPPβ, positively regulates tau secretion"がオンライン掲載されました。詳細はこちらを御覧ください。

2023.4.2

運動と認知機能トレーニングを組み合わせた認知症予防運動プログラムの効果について、読売新聞に取り上げていただきました。記事についてはこちらをご覧ください(読者会員限定記事です)。なお当該プログラムの効果については認知症学会学術集会にてポスター発表しています。

2023.4.1

2023年度、当教室に新たに7名の学生が増えました。神経変性疾患の理解につながる分子及び細胞病態研究、そして新しい基礎生物学の開拓を目指していきます。そして新たな治療モダリティの開発、予防法の創出、またリアルワールドデータの利活用などの取り組みを継続し、社会実装に向けていきたいと考えています。なお2022年度の出来事についてはこちらをご覧ください。

最近の研究から(2022年)

2022年9月16日
新しい論文をJournal of Biological Chemistryに発表しました

Rab29は細胞内での小胞輸送の制御に関わる低分子量Gタンパク質Rabファミリーのひとつであり、パーキンソン病の発症リスクと関連することが知られています。Rab29がどのような小胞輸送を制御するかはよくわかっておらず、タンパク質としての性状もこれまでほとんど解析されていませんでした。そこで、今回細胞内におけるRab29の基本的な性状解析を行い、他のRabと比較しました。その結果、一般的なRabタンパク質は、生化学的な超遠心分画においてほとんどが細胞質画分に存在するのに対し、Rab29はほとんどが膜画分に存在することが明らかになりました。これは、Rabを膜から引き抜く役割をもつGDP-dissociation inhibitor(GDI)と呼ばれるタンパク質と結合しないことによると考えられました。教科書的にはGDIによる膜からの引き抜きはRabの活性制御において必要不可欠ななステップのひとつであることから、Rab29の制御機構は生物学的にも興味深いテーマといえます。Rab29は、別のパーキンソン病原因タンパク質であるleucine-rich repeat kinase 2(LRRK2)を活性化することも知られています。本研究で明らかにしたRab29の特異な膜局在性とLRRK2活性化能の関連について今後検討を進めることで、パーキンソン病の発症に至る分子メカニズムの解明につながることが期待されます。

スタッフ

富田 泰輔
鳥居 慎一
堀 由起子
高鳥 翔
木村 妙子
栗谷 順子
入江 みつえ
鈴木 裕子
蓼沼 豊

Taisuke Tomita
Shinichi Torii
Yukiko Hori
Sho Takatori
Taeko Kimura
Junko Kuritani
Mitsue Irie
Yuko Suzuki
Yutaka Tatenuma

教授
客員教授
准教授
助教
特任助教
秘書
秘書
学術専門職員
学術専門職員

薬学部研究員

伊藤 弦太

Genta Ito

薬学部研究員

大学院博士後期課程

伊藤 恭平
佐藤 玄謙
徐 楽佳
宗藤 大樹
王 ト
熊 詩若
加藤 由真
宋 家禎
山根 大典
鹿野 真吏亜
富澤 郁美

Kyohei Ito
Haruaki Sato
Lejia Xu
Hiroki Muneto
Wang Kai
Shiyori Shun
Yuma Kato
Chia Jen Sung
Daisuke Yamane
Maria Kano
Ikumi Tomizawa

3年(薬科学)
3年(薬科学)
3年(薬科学)
3年(薬科学)
3年(薬科学)
2年(薬科学)
2年(薬科学)
2年(薬科学)
2年(薬学)
2年(薬学)
1年(薬科学)

大学院修士課程

浅井 秀一朗
栗山 摩衣
小林 穗乃可
巽 理紗
中川 葉奈子
内藤 玄
朱 詠寧
赤堀 愛果
汪 楚凡
小林 広人
竹内 芳樹
長瀬 竜也
中吉 理恵

Shuichirou Asai
Mai Kuriyama
Honoka Kobayashi
Lisa Tatsumi
Hanako Nakagawa
Hikaru Naito
Yung-Ning Chu
Aika Akahori
Chu Fan Wang
Hiroto Kobayashi
Yoshiki Takeuchi
Tatsuya Nagase
Rie Nakayoshi

2年
2年
2年
2年
2年
2年
2年
1年
1年
1年
1年
1年
1年

学部生

惠谷 隼
粟島 叶多
酒井 あさひ
高岳 叡辰
ホウ トウギ
水野 颯太

Hayato Etani
Kanata Awashima
Asahi Sakai
Eishin Takaoka
Tong Wei Pang
Sota Mizuno

6年(薬学)
4年(薬科学)
4年(薬科学)
4年(薬科学)
4年(薬科学)
4年(薬科学)

研究生

Amanda Ockell


ヨーテボリ大学

過去のメンバーと出来事

2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
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2015年