Lecture
講義プリント
2024(R6)年度 機能形態学(1011126、2年生A1ターム)
日時:木曜3限 13時00分-14時45分
場所:講堂
講義レジュメ、レポート課題はITC-LMSにて配布
2024(R6)年度 病理学(1011159、2年生A2ターム)
日時:木曜3限 13時00分-14時45分
場所:講堂
とりまとめ:富田泰輔(taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp)
講義レジュメはITC-LMSにて配布
レポート課題は必修課題1題と選択課題1題の計2題
必修課題
1. あなたが興味をもった疾患について、その病理学を中心に、臨床症状、病態生理、疫学、病因に関する最近の研究成果などについてまとめなさい(講義で触れなかったものでも良い、また治療法は含めなくて良い)。
その他レポート課題については講義最終日にITC-LMSにて配布
期限:2月中旬
提出先:ITC-LMS
機能病態学教室セミナー
2024年6月14日
Tau biomarkers and kinetics in Alzheimer’s disease and tauopathies
Chihiro Sato, Ph.D.
Assistant Professor of Neurology
Assistant Director of the Tracy Family SILQ Center
Washington University School of Medicine
日時:2024年6月14日(金)午後3時-4時
場所:東京大学薬学部 講堂
Dr. Satoは米国ワシントン大学医学校(Washington University in St. Louis)においてタウの代謝やバイオマーカーの研究を行っています。今回のセミナーではアルツハイマー病および原発性タウオパチーにおけるタウタンパク質の代謝の変化に関わる研究成果を伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。また海外留学を考えている学生・若手研究者との交流もお願いしていますので、興味のある人は是非ご参加ください。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel: 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2023年12月4日
Molecular Pathogenesis of Alzheimer’s Disease: Role of the Gut Microbiome
Sangram S. Sisodia, Ph.D.
Thomas Reynolds Sr. Family Professor of Neurosciences Professor
Director, Center for Molecular Neurobiology
Departments of Neurobiology and Neurology
The University of Chicago
日時:2023年12月4日(金)午前11時-12時
場所:東京大学薬学部 西館1階 西講義室
Dr. Sisodiaはアミロイドβ前駆体タンパク質の代謝解析(Sisodia et al., Science 1990)を皮切りとして、家族性アルツハイマー病原因遺伝子プレセニリンの機能解析(Thinakaran et al., Neuron 1996)、家族性遺伝子変異に基づくアミロイド斑蓄積モデルマウスの確立(Borchelt et al., 1997)、更には環境因子が神経幹細胞やアミロイド斑蓄積に与える影響(Lazarov et al., Cell 2005)など、アルツハイマー病に関する分子病態研究において常に先駆的な研究を進めている、世界的に著名な研究者です。今回、シカゴ大学との戦略的パートナーシップに関連してご来日の際に最近精力的に解析されておられるマイクロバイオーム(腸内細菌叢)とアルツハイマー病病態に関わる研究成果を伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2023年9月8日
How tau becomes toxic: the good, the bad, and the ugly
Li Gan, Ph.D.
Director of the Helen and Robert Appel Alzheimer’s Disease Research Institute
Judith B. Resnick Distinguished Professor in Neurodegenerative Diseases
Weill Cornell Medicine
日時:2023年9月8日(金)午後2時-3時
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
Dr. Ganはアルツハイマー病(AD)や前頭側頭型認知症(FTD)などの神経変性疾患における自然免疫とプロテオスタシスについて研究しています。これまでADにおけるエンドリソソーマル機能の異常とAβの分解系の関係や、FTDにおける異常なアセチル化とタウの分解・毒性との関連を報告しています。また、最近では、TREM2やcGAS-STING経路などの自然免疫システムの異常が神経変性疾患の進行にどのようにつながるかを明らかにするなど、老化や病気におけるミクログリアの病的機能について、世界的に著名な研究者です。今回、ご来日の際に最新の研究成果を伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2023年7月28日
Understanding the synapse organisation from structure to behaviour
Kunimichi Suzuki, Ph.D.
Investigator Scientist
Dr. Radu Aricescu Laboratory
MRC Laboratory of Molecular Biology
日時:2023年7月28日(金)午後1時-2時
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
Dr. Suzukiは当研究科博士課程においてシナプス接着分子neuroligin 1の神経活動依存的なタンパク分解とシナプス可塑性について研究を行い学位を取得しました。その後、慶應大学医学部生理学教室にてポスドクとして研究を行い、in vivo 2光子イメージングによるミクログリアの動態解析や、傷害を受けた神経回路を回復させる人工シナプス誘導分子(シナプスオーガナイザー)の開発を行いました。現在はMRC LMBに在籍し、神経細胞、グリア細胞、細胞外マトリックス間の相互作用を分子構造と機能の点から研究し、新たなメカニズムの解明から創薬につなげる研究を進めている、新進気鋭の研究者です。今回、ご来日の際に最新の研究成果を伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2023年3月14日
APOE and ABCA7 in lipid metabolism and Alzheimer's disease
Takahisa Kanekiyo, M.D., Ph.D.
Associate Professor of Neurology
Mayo Clinic Jacksonville
The University of Chicago
日時:2023年3月14日(火)午後4時30分-5時30分
場所:東京大学薬学部総合研究棟 講堂
Mayo Clinic Jacksonvilleの兼清貴久博士はアルツハイマー病発症の遺伝的危険因子であるAPOEやその関連タンパク質LRP1、ABCA7の生理的・病的機能に関する研究で大きな成果を挙げられております。近年ではiPS細胞を用いた先駆的研究も進められており、アルツハイマー病基礎研究の世界的リーダーです。皆様のご来聴をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2023年2月15日
Molecular Pathogenesis of Alzheimer’s Disease: Role of the Gut Microbiome
Sangram S. Sisodia, Ph.D.
Thomas Reynolds Sr. Family Professor of Neurosciences
Director, Center for Molecular Neurobiology
Professor, Departments of Neurobiology and Neurology
The University of Chicago
日時:2023年2月15日(水)午後4時00分-5時00分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
戦略的パートナーシップ大学プロジェクトのサポートにより、Dr. Sisodiaのセミナーを開催します。Dr. Sisodiaはアルツハイマー病に関する分子病態研究において常に先駆的な研究を進めている、世界的に著名な研究者です。今回、ご来日の際に最近精力的に解析されておられるマイクロバイオーム(腸内細菌叢)とアルツハイマー病病態に関わる研究成果を伺う機会を設けました。詳細はこちらです。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。
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2020年12月8日
Maladaptive microglial response in tauopathy
Li Gan, Ph.D.
Director, Helen and Robert Appel Alzheimer’s Disease Research Institute
at Weill Cornell Medicine
Professor, Burton P. and Judith B. Resnick Distinguished in Neurodegenerative Diseases
日時:2020年12月8日(月)午前9時00分-10時30分
場所:Online
Dr. Li Ganはアルツハイマー病や前頭側頭葉変性症におけるミクログリアの病的機能についての研究を進めている最先端の研究者です。今回、第3回生命科学技術国際卓越講義としてオンライン講演をお願いしました。講演は学内、学外に限らずどなたでも参加できます。参加登録についてはこちらです(学内参加者はUTokyoアカウント認証を必要とします)。多数のご参集をお待ちしております。
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2020年11月18日
Workshop on the future of therapeutic development against neurodegenerative diseases
日時:2020年11月18日(水)午後5時00分-8時00分
場所:Zoom
戦略的パートナーシップ大学プロジェクトのサポートにより、University of Cambridgeとのオンライン国際ワークショップを開催します。神経変性疾患の発症メカニズムに関する最新の知見や新しい治療法開発の可能性について、最先端の研究を進めている6名のシンポジストによる発表を予定しています。
Speakers
Dr. Peter St. George-Hyslop (CIMR)
“Physiological and pathological protein phase separation in neurons”
Dr. Tadafumi Hashimoto (UT)
“Neurotoxicty and interneuronal transmission of FUS protein”
Dr. Michel Goedert (LMB)
“Cryo-EM structures of amyloid filaments from human brain”
Dr. Airi Tarutani (UT)
“Template-dependent amplification of tau aggregates in cultured cells”
Dr. Kunimichi Suzuki (LMB)
“Building a new bridge a cross the synaptic cleft”
Dr. Yukiko Hori (UT)
“Development of photooxygenation technology towards therapeutic strategy against Alzheimer disease”
詳細はこちらです。参加登録は終了しましたが、必要であれば直接富田までご連絡ください。
多数のご参集をお待ちしております。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2020年1月30日
International symposium for Bilateral Joint Research Project between Lithuania and Japan
日時:2020年1月30日(木)午後1時00分-5時00分
場所:東京大学薬学部 大学院講義室
二国間交流事業(日本学術振興会)のサポートにより進められてきたLithuanian University of Health Sciencesとの共同研究に関連して、Dr. Vilmante BorutaiteとDr. Ramune Morkunieneをお呼びして国際シンポジウムを開催します。
Keynote lecture
Dr. Takeshi Iwatsubo
"Very early treatment of Alzheimer's disease--to stop before symptoms begin"
Speakers
Dr. Sho Takatori
Dr. Taisuke Tomita
Dr. Vilmante Borutaite
Dr. Ramune Morkuniene
詳細はこちらです。多数のご参集をお待ちしております。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2019年11月18日
FRETバイオセンサーの開発、改良とその応用
Masato Maesako, Ph.D.Instructor
Department of Neurology, Alzheimer's Disease Research Unit
Massachusetts General Hospital & Harvard Medical School
日時:2019年11月18日(月)午後4時30分-5時30分
場所:東京大学医学部 医学部教育研究棟2階 第1セミナー室
緑色蛍光タンパク質(GFP)は生細胞で分子活性や細胞機能の可視化を可能とするバイオセンサーの開発へ応用されています。前迫真人博士はFRET(蛍光共鳴エネルギー移動)という分子イメージング技術を駆使し、アルツハイマー病に関わる分子活性や構造変化に興味を持ち研究を続けておられます。今回ご帰国の機会に最新の成果をうかがう機会を設けました。多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2019年11月11日
Biochemical signal transduction in single dendritic spines
Ryohei Yasuda, Ph.D.Director
Max Planck Florida Institute for Neuroscience
日時:2019年11月11日(月)午後3時-4時
場所:東京大学薬学部 講堂
安田涼平先生は1998年にPh.Dを取得後、Cold Spring Harbor Laboratory の Svoboda研究室でポスドクとなり、2005年にDuke大学のAssistant Professorに、そして、2012年にMax Planck Florida Institute の Scientific Directorになり、現在に至っています。安田先生は学習・記憶の基盤と考えられているシナプス可塑性を支える分子メカニズムの解明に取り組んできております。2光子励起を使ったイメージングや分子操作技術を発展させてきた世界の先駆者の一人です。今回ご帰国の機会に最新の成果をうかがう機会を設けました。多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2019年3月15日
Charting the Origins of Behavioral Deficits in Autism Matthew P. Anderson, M.D., Ph.D.
Associate Professor, Harvard Medical School
Faculty, Program in Neuroscience, Harvard Medical School
Investigator, Children's Hospital Intellectual and Developmental Disabilities Research Center (IDDRC)
Director of Neuropathology, Beth Israel Deaconess Medical Center
Consultant in Neuropathology, Boston Children's Hospital
Neuropathologist and Investigator, The Center For SUDEP Research Morphometric Core
Director (Boston Node) and Clinical Neuropathologist, Autism BrainNET
Departments of Neurobiology and Neurology Director
日時:2019年3月15日(金)午前10時00分-11時00分
場所:東京大学医学部 教育研究棟13階 第6セミナー室
Dr. Andersonは自閉症やてんかんなどの精神疾患のモデルマウス作出とその分子細胞病態研究において世界的に著名な研究者です(Zhou et al. Nature Medicine (2009); Smith et al. Science TM (2011); Krishnan et al. Nature (2017))。今回、来日にあたり、最新の研究成果について伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。
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2018年12月7日
Role of the Gut Microbiome on Amyloidogenesis and Microglial Phenotypes in Transgenic Mouse Models
Sangram S. Sisodia, Ph.D.
Thomas Reynolds Sr. Family Professor of Neurosciences Professor
Departments of Neurobiology and Neurology Director
The University of Chicago
日時:2018年12月7日(金)午後5時00分-6時00分
場所:東京大学医学部 教育研究棟13階 第6セミナー室
Dr. Sisodiaはアミロイドβ前駆体タンパク質の代謝解析(Sisodia et al., Science 1990)、家族性アルツハイマー病原因遺伝子プレセニリンの機能解析(Thinakaran et al., Neuron 1996)、家族性遺伝子変異や環境因子がアミロイド斑蓄積に与える影響の解明(Borchelt et al., Neuron 1997; Lazarov et al., Cell 2005; Choi et al., Neuron 2008)など、アルツハイマー病に関する分子細胞病態研究において世界的に著名な研究者です。今回、マイクロバイオーム(腸内細菌叢)が中枢神経系におけるミクログリアの変化、そしてアミロイド蓄積病態に与える影響について、最新の研究成果について伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2018年10月26日
Cdk5によるエンドソーム輸送制御 ~脳の発達と疾患~
久永眞市
名誉教授
首都大学東京大学院 理工学研究科
日時:2018年10月26日(金)午後4時50分-6時35分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
久永眞市先生は神経細胞に特異的に発現するサイクリン依存性キナーゼ5(Cdk5)の機能解析を長年続けておられる、日本のCdk5研究を牽引する研究者です。Cdk5は脳の形成、学習や記憶の基礎となるシナプス活動に関与する一方、ストレスや老化による神経細胞死の誘導にも関与し、脳における神経活動の様々な局面で活躍するユニークな酵素です。今回の講義では、先生が近年明らかにされたCdk5のメンブレン輸送に関する新規機能やアルツハイマー病との関連についての講義をしていただきます。多数のご来聴をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔、樽谷愛理
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2018年10月19日
パーキンソン病発症機構から学ぶ ユビキチン・ミトコンドリア・マイトファジー
松田憲之
ユビキチンプロジェクト・プロジェクトリーダー
東京都医学総合研究所
日時:2018年10月19日(金)午後4時50分-6時35分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
松田憲之博士は若年性パーキンソン病原因遺伝子であるParkinとPINK1の生化学的解析において世界をリードする研究者です。特に、ミトコンドリアの膜電位喪失時にPINK1がParkinとユビキチンをリン酸化し、これによりユビキチンリガーゼであるParkinが活性化されることを実証するなど、ミトコンドリアの品質管理と関連した先駆的な研究を展開されています。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の聴講も歓迎いたします。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔、伊藤弦太
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2018年9月10日
Making the Final Cut:
Pathogenic Amyloid-β Peptide Generation by γ-Secretase Harald Steiner, PhD
Professor, Ludwig-Maximilians University Munich
日時:2018年9月10日(月)午後2時-3時
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
Dr. Steinerはアルツハイマー病原因分子であるアミロイドβの産生酵素γセクレターゼの生化学的解析のトップランナーとして活躍されている研究者です。特にγセクレターゼが脂質二重膜内で加水分解を行うメカニズムについて、非天然アミノ酸とケミカルバイオロジーを駆使し、詳細な解析を進められています。今回、WFSBP2018で来日される機会に合わせて本学で講演をお願いしました。多数のご来聴をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2018年6月22日
Drug Development for Neurologic Diseases:
The examples of Spinal Muscular Atrophy and Alzheimer’s Disease
Alfred Sandrock, MD, PhD
Executive Vice President and Chief Medical Officer
Biogen, Inc.
日時:2018年6月22日(金)午後1時-2時
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
神経疾患治療薬としてSMAに対する世界初核酸医薬として承認されたNusinersen、アルツハイマー病治療薬候補である抗体医薬Aducanumabの開発を進めているSandrock博士(Biogen)にセミナーをお願いしました。大学院生だけでなく、神経疾患に対する新しい創薬アプローチに興味を持つPI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。なお本セミナーは大学院講義基礎薬科学特論IVの一部として行われ、続けて鳥居慎一客員教授による「抗体医薬・核酸医薬開発の最前線」(午後2-3時)も行われます。詳細はこちらです。
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2017年10月2日
ハエが教えてくれる抗がん剤のつくり方
-FLY me to amazing drugs!-
Masahiro Sonoshita, Ph.D
Postdoctoral Fellow
Departments of Cell, Developmental and Regenerative Biology
Icahn School of Medicine at Mount Sinai (New York, USA)
Departments of Neurobiology and Neurology Director
日時:2017年10月2日(月)午後2時-3時
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
効果が大きく副作用の少ない抗がん薬を創りたい、使いたい---多くの人の昔からの願いです。しかし、実際の創薬には大きな困難が伴います。多大な労力や時間、資金が必要となるなど多くの課題が存在し、そもそも、「このようにすればいい抗がん剤を作ることができる」という明確な方法論が確立されていないのです。園下将大博士はこの問題を解決すべく、高効率で迅速な新規創薬基盤の開発に取り組んでいます。本セミナーでは、ショウジョウバエ遺伝学と創薬化学、計算機科学を融合したこの手法について伺う機会を設けました。既存薬よりも著しく高い抗がん効果を発揮するキナーゼ阻害薬の創出に成功した例を紹介いただき、創薬分野におけるこの手法の意義や応用の可能性なども議論できればと考えています。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2017年9月28日
Modulation of Aβ Deposition by the Microbiome in Mouse Models of AD
Sangram S. Sisodia, Ph.D
Thomas Reynolds Sr. Family Professor of Neurosciences Professor
Departments of Neurobiology and Neurology Director
Center for Molecular Neurobiology
The University of Chicago
日時:2017年9月28日(木)午後4時30分-5時30分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
Dr. Sisodiaはアミロイドβ前駆体タンパク質の代謝解析(Sisodia et al., Science 1990)を皮切りとして、家族性アルツハイマー病原因遺伝子プレセニリンの機能解析(Thinakaran et al., Neuron 1996)、家族性遺伝子変異に基づくアミロイド斑蓄積モデルマウスの確立(Borchelt et al., 1997)、更には環境因子が神経幹細胞やアミロイド斑蓄積に与える影響(Lazarov et al., Cell 2005; Choi et al., Neuron 2008; Veeraraghavalu et al., PNAS 2013)など、アルツハイマー病に関する分子病態研究において常に先駆的な研究を進めている、世界的に著名な研究者です。今回、ご来日の際に最近精力的に解析されておられるマイクロバイオーム(腸内細菌叢)とアルツハイマー病病態に関わる研究成果(Minter et al., Sci Rep 2016)を伺う機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2017年7月27日
GABAA受容体複合体形成と抑制性シナプス伝達を制御する新奇補助サブユニットの同定
山崎 世和 Ph.D
イェール大学医学部 細胞分子生理学
富田進研究室
Postdoctoral Associate
日時:2017年7月27日(木)午後2時00分-3時00分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
山崎博士は、米国イェール大学においてシナプス伝達の分野で世界をリードする研究を展開している富田進教授のもと、抑制性シナプス伝達を制御する分子メカニズムの解明を目指し研究を行っています。最近の研究において、山崎博士は抑制性シナプス伝達を担うGABAA受容体が脳において巨大なタンパク質複合体を形成していることを見出し、その形成に必須な新奇GABAA受容体結合因子を同定しました。さらにGARLHと名付けたこの分子がGABAA受容体を介した抑制性シナプス伝達に重要な役割を持つことを明らかにしました。そこでGARLHを同定するに至ったユニークな生化学的アプローチと、新たに明らかとなったシナプス伝達を制御する分子メカニズムについてご紹介いただく機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。なお本セミナーは生理化学教室との共催です。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2016年10月7日
認知症創薬の基礎と臨床をつなぐ分子イメージング
樋口 真人 MD, Ph.D
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
分子神経イメージング研究プログラム
脳分子動態チーム チームリーダー
日時:2016年10月7日(金)午後4時50分-6時35分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
樋口博士は、アルツハイマー病の病態イメージング研究において世界をリードされる第一人者です。博士の疾患モデル動物からヒトまで応用可能なイメージングプローブの開発および、そのプローブを利用した分子イメージングの成果は、病態形成メカニズムの解明を目指す基礎研究の面だけでなく、診断・治療を目指す臨床研究の面においても広く注目されています。最近では、アルツハイマー病脳などにおいて異常に蓄積するタウタンパク質のイメージングを世界で初めて可能にし、塚原仲晃記念賞を受賞されるなど、輝かしい業績を挙げておられます。このたび大学院講義「医療薬学特論」におきまして、博士のこのような目覚ましい研究成果をわかりやすく解説していただくとともに、最新の研究内容についてもご紹介いただく機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔、堀由起子
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2016年9月30日
Electron microscopic visualization: from whole cells to individual molecules
John E. Heuser, M.D.
Principal Group Leader and Director of the Electron Microscopy Core (京都大学iCeMS)
Emeritus Professor of Biophysics
(Department of Cell Biology and Physiology, Washington University School of Medicine)
日時:2016年9月30日(金)午後4時50分-6時35分
場所:東京大学薬学部 南館4階 大学院講義室
Heuser博士は1970年代に世界で初めて神経細胞が開口放出する瞬間の構造を電子顕微鏡で捉えることに成功しました。現在は京都大学iCeMSグループリーダーとして、日米を往復しながらのご多忙な研究生活を続けておられます。今回は大学院講義「医療薬学特論」の場を借りて最新の研究内容についてもご紹介いただく機会を設けました。大学院生だけでなく、PI・若手研究者の方々の多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔、高鳥翔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2016年3月9日
次世代発酵レポーターを用いた
分子間相互作用解析
橋本 唯史 先生
Split-liciferaseを用いたアルツハイマー病アミロイドβペプチドのオリゴマー化測定
大田 光徳(プロメガ株式会社)
NanoBiT新規2分子相補システムを用いた細胞内タンパク質分子間相互作用モニタリング
日時:2016年3月9日(水)午前11時-12時
場所:東京大学薬学部 総合研究棟 講堂
タンパク質間相互作用(PPI)は細胞内のシグナル伝達ネットワークの必須要素です。In vitro で PPI をモニタリングする方法は数多くありますが、細胞内で検出する方法はそれほど多くありません。プロメガは NanoLucRルシフェラーゼをベースにした2つのサブユニットシステムで細胞内でのPPI 検出を可能にするNanoLucR 2分子テクノロジー(NanoBiT:NanoLucR Binary Technology)を開発しました。Large BiT(LgBiT;18 kDa)およびSmall BiT(SmBiT; 11アミノ酸ペプチド)のサブユニットをそれぞれ標的タンパク質との融合体として発現させ、PPI が起こるとサブユニットの相補性が促進され発光酵素として明るい光を生じます。多くのスプリット系とは対照的に LgBiT:SmBiT の相互作用は可逆的でタンパク質間の迅速な解離も検出することができました。本セミナーでは 、以前よりSplit-luciferaseを用いた実験をされている橋本唯史先生をお招きしご講演頂きます。その後にNanoBiTテクノロジーの特長、PPI解析への応用例、またNanoBERTとの違いについてご紹介致します。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
tel 03-5841-4868 (内24868) email: taisuke{at}mol.f.u-tokyo.ac.jp
2015年9月30日
An rAAV Toolkit to Accelerate Preclinical Therapeutic Discovery for Neurodegenerative Diseases
Todd E. Golde, M.D., Ph.D.
Director, Center for Translational Research in Neurodegenerative Disease (CTRND)
Professor, Neuroscience
Investigator, McKnight Brain Institute and CTRND at University of Florida
日時:2015年9月30日(水)午後1時30分-2時30分
場所:東京大学薬学部南館 大学院講義室
Dr. Goldeは世界に先駆けてアミロイドβタンパク質の分子細胞生物学研究を報告し(Neuron 1990、Science 1992)、その後も精力的に研究を展開されています。現在は同時に、University of FloridaにおいてCTRNDのdirectorとして、様々な神経変性疾患の研究を統括されています。今回ご来日の機会に最新の成果をうかがう機会を設けました。多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2015年5月29日
NOTCH proteolysis and targeting in cancer and normal tissues models
Dr. Marc Vooijs
Professor Radiation Oncology and Chief Scientist Radiation Oncology Research Lab
Division Leader in Basic and Translational Cancer Biology (GROW institute for Oncology)
日時:2015年5月29日(金)午後4-5時
場所:東京大学薬学部西館 W3セミナー室
Dr. VooijsはMaastricht大学においてNotchシグナルや低酸素環境とがん細胞の増殖について精力的に研究されておられます。今回ご来日の機会に最新の成果をうかがう機会を設けました。多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2015年2月16日
Nedd4 Family E3ユビキチンリガーゼを介した
神経細胞発達の調節機構
川辺 浩志
Group Leader at Max Planck Institute of Experimental Medicine
日時:2015年2月16日(月)午後1-2時
場所:東京大学薬学部総合研究棟4F 第4セミナー室
川辺浩志先生はマックスプランク研究所においてグループリーダーとして、タンパク質分解によって制御される生物現象、特にNedd4ファミリーE3ユビキチンリガーゼの研究を精力的に進められています。今回ご帰国の機会に最新の成果をうかがう機会を設けました。多数のご参集をお待ちしております。詳細はこちらです。
参考文献:
Neuron 65: 358-372, 2010
Nat. Rev. Neurosci. 12: 251-268, 2011
Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 111: 13205-13210, 2014
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東京大学大学院薬学系研究科 富田泰輔
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2015年7月18日
Microglia and exosome-mediated propagation of tau protein in Alzheimer's disease
Professor Tsuneya Ikezu, M.D., Ph.D.
Professor of Pharmacology & Experimental Therapeutics and Neurology, Boston University School of Medicine
日時:2014年7月18日(金)午後3-4時
場所:東京大学医学部教育研究棟13F 第6セミナー室
池津庸哉先生は東京大学医学部を卒業後、米国でアルツハイマー病研究に専念され、現在ボストン大学医学部教授として、ミクログリアやタウに関連した疾患メカニズム研究をリードされています。今回ご帰国の機会に最新の成果をうかがう機会を設けました。多数のご参集をお待ちしております。
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東京大学大学院医学系研究科 岩坪威
tel 03-5841-3541 (内23541) email: iwatsubo{at}m.u-tokyo.ac.jp
機能病態学教室プロトコル
Rab10 Phosphorylation Detection by LRRK2 Activity Using SDS-PAGE with a Phosphate-binding Tag
Genta Ito, Taisuke Tomita
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